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イギリス写生旅行(コッツウォルズ) Part.1

 イギリス写生旅行に行ってまいりました。
 
 ヒースロー空港に到着した日は雨でした。5月末のイギリスはまだまだお天気が不安定。雨のイギリスは暗くてじめじめ、そして寒ーいのです。いくらなんでもコートは要らないだろうと、スーツケースからぬいてきた私たちでしたが、見回せばロングコートを着ている人もいるくらい。。明日からどうしようと不安になった初日でした。
ヒースロー空港から貸切りバスに乗り、西へ。
<イギリスは‘村’が素晴らしい!>ということで、この度の旅行は、コッツウォルズ地方の村々を回ります。イギリスで一番美しい場所だとか。
最近日本でも有名になってきたコッツウォルズですが、交通機関が発達しなかったため、13世紀〜18世紀のままが残った地域だそうです。
特徴はこの地方から出る石の色。蜂蜜色の石ということでハニーストーンと呼ばれていますが、その名の通り、あたたかな陽だまりのような黄色。その石で建物ができているので、街全体がとってもあたたかい雰囲気で包まれているのです。

ハニーストーンでできた家。長屋のようになっている。

 実は、私たち池田家は6年前に一度、家族4人で、このコッツウォルズ地方をレンタカーで旅した経験があります。南北100キロにわたって小さな村々が点在するコッツウォルズを北から南へ一週間かけて絵を描いてまわりました。
その経験があったので、この度はまだまだ観光化されていない場所をめぐるよう、計画することができました。一緒に行った皆さんはもちろん、添乗員さんも初めてのところが多く、楽しんでくれたようです。

 一晩空けて、二日目、天気予報は晴れ雨曇り。全部やんっ!とつっこみを入れつつ「イギリスのお天気らしいですねー。」と添乗員さん。
朝からバスに乗り込んでロウアー・スローターという村へ。大型バスは進入禁止のため、村の入り口でバスを降り、15分ほど歩いたところが村の中心です。小川が流れ、水鳥が水遊びをし、馬に乗った人が通る、ほのぼのとのんびりとした村です。

さっそくそれぞれに気に入った場所にイーゼルを建てて、絵を描き始めました。途中何度か小雨が降るなか(青空なのに)今日は一日この場所で描きます。

   家々の窓や扉はとても小さい。大昔のままなのです。

この絵の中の家の並びで、窓枠などのペンキの塗り替え作業をしている人がいたので、いつごろの建物かと聞くと、16世紀とのこと。

さて、添乗員さんと私たちは皆さんの昼食を調達しに、となり街ボートン・オン・ザ・ウォーターまで。イギリスでは、フットパスという公のウォーキングコースがあり、コッツウォルズではその看板がいたるところに。牧場の中や、森の中、けもの道のような道を行くのです。いろんな形の柵があって、段になっているのを乗り越えたり、ばねの扉をすり抜けたり、一人ずつしか通れない、しかも歩いてしか通れない柵です。となり街までは少し遠かったけど、とても楽しいハイキングでした。


可愛いキャンディショップに寄り道。
          

制作が終わり、皆でフットパスを歩いてみました。6年前の父の記憶をたどり、ボートン・オン・ザ・ウォーターのはずれの牧場へ。小川沿いを歩くと、ちょうど豚のような羊が放牧されていました。なので足元はフンだらけ。私たちは踏まないようにと爪先立ってしまうのですが、イギリス人は全く気にならない様子でHELLO〜とスタスタと歩いていました。現地の人に聞くと、土と同じ感覚ですって!

     

次の日は一日中どうしようもない雨。しょぼくれ顔の父でした。

夕方から次の街、ブロードウェイに移動です。
人数の関係で比較的大きな町のホテルに滞在した私たちでしたが、二件目のホテルは1530年創業の名門ホテル「リゴン・アームズ」。
奥に深い、迷路のような建物には、いたるところに素晴らしいアンティークの家具が配され、照明を落とした素敵なラウンジもたくさん。お部屋もそれぞれにとても素敵な雰囲気です。
今日のディナーはホテルのレストランにて。
キャンドルの灯りだけでいただくイギリス料理は最高でした。雰囲気だけではなく味も最高。イギリスでも美味しいところは美味しいのです。

次の日、ブロードウェイの街はずれで一枚。
描きだしてすぐに小雨が降ってきたので、横の木の下に移動し描き進めます。
私たちはお昼前にパンとジュースを持って父のところへ様子を見に行きました。雨の中でレインコートを着てがんばる父のパレットを見ると雫でいっぱい。油絵の具なので少々の水ははじくのだそうです。
できた絵には、雨に濡れて濃い蜂蜜色になったハニーストーンの家と、イングリッシュガーデンの花々が活き活きと描かれていました。



つづく・・・

at 22:59, 初絵,

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