池田清明展(大作展) 笠岡市立竹喬美術館 その2

池田清明展(大作展) 笠岡市立竹喬美術館 その1(過去ログ)は→こちら

笠岡市立竹喬美術館にて開催されている池田清明展、一ヶ月半という長い会期も残すところ10日となりました。
中国地方のみならず遠方からも、多くの方々にご来館いただきありがとうございます。

先日行われたギャラリートークの様子。

展示室A(1990年代の作品について)

第一室は1990年前後の作品です。
モデルさんのこと、製作過程の苦労など、一枚一枚、制作にまつわる思い出から、
構図の話や色の効果など、絵の技法的なことまで、約一時間半のギャラリートーク。

皆さん、「感覚的に描いているのかと思いきや、いろいろなことを考えて絵を描いているのだなぁ。」との感想です。

展示室B(2000年代の作品について)

第二室は2000年代の作品を中心に展示。
私も含め、モデルさんが来ていて、紹介したりと和気あいあいとした雰囲気で進みます。

第一回は250人ほど、第二回は360人ほどの方々が来てくださり、大盛況のうちに終了しました。
最終日には最後のギャラリートーク(池田清明本人による)が行われる予定です。
(※7/5日に竹喬美術館学芸員によるギャラリートークが開催されます。)

こちらは今回の展覧会図録。(サイズ22.3×30.0cm、全111頁、¥1500)
展示作品が全て(約65点)と、一水会・日展・研水会・21世紀展などこれまでに出品した作品を記録的に掲載しています。

竹喬美術館池田清明展 図録





池田清明展
笠岡市立竹喬美術館

住所:岡山県笠岡市六番町1-17
電話:0865-63-3967
入館料:一般800円・高校生500円・小中学生350円

今後のイベント
池田清明来館日 7/8・7/9・7/11・7/12
池田清明によるギャラリートーク 7/12(日)13:30〜14:30 聴講無料(要入館料) 申込不要
竹喬美術館学芸員によるギャラリートーク 7/5(日)13:30〜14:30 聴講無料(要入館料) 申込不要

 

at 07:03, 初絵, 展覧会

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池田清明展(大作展) 笠岡市立竹喬美術館




岡山県笠岡市にある、笠岡市立竹喬美術館で池田清明展が開催されています。
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/seimei.html

今回の展覧会は、父のこれまでの画業を振り返る、特別な展覧会。
23才ころに描いた「カブトガニのある静物」を始めに、64才の現在まで約40年間の作品を紹介しています。
「回顧展」というと画家の一生を振り返る展覧会という意味が強いようで、“まだ若いのに”と言われるのですが、実に回顧展と呼ぶにふさわしい内容なのです。

中心となるのは、毎年出品する一水会展と日展の作品(100号〜120号の人物画)です。
そのほか、研水会展出品の人物画小品や、母校に寄付したふるさと風景など65点を展示しています。

竹喬美術館は、父の郷里である笠岡の市立美術館で同郷の小野竹喬の美術館として建設されたものですが、
市立美術館として様々な企画展が開催されています。



今回の池田清明展、何が特別かというと、すでにお嫁入りしてしまって手元を離れた絵を借りてきてまで展示をしてくださっていること。市立美術館の企画展として、大きな予算をかけての展覧会なのです。
竹喬美術館館長の上薗四郎先生(学芸員で小野竹喬の専門家)はじめ、学芸員の徳山亜希子さん他、竹喬美術館にお勤めのみな様のたいへん丁寧な作業の末、日本全国から集めての展示です。
そして一番はやはり、快くお貸しいただいた所有者様方のご協力あってこそ、このような展覧会ができることとなりました。

第一室
第一室



昔の絵も変わらず生き生きとしているのはモデルのみな様が素晴らしかったから。
半数近くの絵のモデルは、父が学校へ勤めていた頃にモデルをしてくださった教え子の方々です。
父はただ、そこに喜んでモデルをしてくれた彼らを、青春まっただ中の若い人を写生しただけと言います。
ほどよい緊張感を持ちつつリラックスしている様子の彼ら。
きっとそこには、絵描きとモデルが協力して制作が進んでいくというような充実した空気が流れていたことと思います。

第二室
第二室
第二室
第二室

一同に並んだ作品の、時代を追っての展示を眺めていますと、絵を中心に生きてきた父の半生が見えます。
一年に二枚の大作。一点、一点、力を尽くした作品たち。
父の努力、母の協力。
そして、小学生の頃から夏休みにはモデルを務めてきた私と妹の沙絵子にとっても、私たちのこれまでの人生です。

第三室
第三室

会期が長いので、多くの方々にお運びいただきたいと思います。

講演会
講演会の様子。たくさんの人で講演室に入りきれません。

池田清明展
笠岡市立竹喬美術館

住所:岡山県笠岡市六番町1-17
電話:0865-63-3967

今後のイベント
上薗四郎館長による講演会「池田清明と現代洋画の人物表現」 6/21(日)13:30〜15:00 聴講無料(要入館料) 要申込
池田清明によるギャラリートーク 6/13(土)・27(土)・7/12(日)13:30〜14:30 聴講無料(要入館料) 申込不要
竹喬美術館学芸員によるギャラリートーク 5/30(日)・7/5(日)13:30〜14:30 聴講無料(要入館料) 申込不要

 
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at 06:57, 初絵, 展覧会

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昔のモデルさん達

先日、嬉しいメールをいただきました。
父がまだ20代の頃、美術教師をしながら絵を頑張っていた頃の教え子のY君からでした。
池田清明のホームページを見つけて、“先生に書いてもらった絵を大切にしています”と
言葉を書き込んでくださったのです。

お名前のみでメールアドレスがなかったため、お返事ができず、
このブログで父からのメッセージを書かせていただきます。

「うわー!! 嬉しいなあ!Y君、もちろん君のことよく覚えているよ。
もう30年以上前になるな。記録によると昭和55年、私もまだ20代だった。
けっこうしんどい学校だったけれど、今ふりかえると楽しいこともたくさんあった。
放課後、君達のクラブ活動が終わって夜、美術教室でラグビー部の生徒達をよく描いた。
その最初にモデルをしてくれたのがY君だった。
練習後の疲れた時間によく付き合ってくれたな。ありがとう。
真っ黒に日焼けした高校生ラガー、その新鮮な印象がよく表現された、良い絵ができたと思う。(我ながら・・)
堺市展に出品して賞をもらった。あれから、ラグビーシリーズを何作も描いた。
皆勉強は苦手なやんちゃ坊主だったけど、本当にいいヤツばかりだった。
君は今どうしている?もう50になるか、いい歳だな。
当時の友達とはまだ付き合いがあるか?
私のことはHPで見て知ってくれているのだろう。
40年暮らした大阪から鎌倉に引っ越して3年になる。
でも今も絵の関係で月に一回のペースで大阪に通っているよ。
また一度皆に会いたいな。私も忙しくしているけど、大阪に行った時に一緒に飲もうか。」


49歳で教員を退職するまでの25年間、教師をする傍ら、一生懸命に絵を描いてきた父。
それには、長時間モデルにつきあって下さった生徒さん達の支えがあったからこそでした。
皆、描かれることを喜んで、創作意欲を与えてくれる。
当時のことだから、コーヒーとお菓子をふるまったくらいでしょうが・・。
そんな恵まれた人物画家はなかなかいないと思います。
モデルをしてくれた生徒達には感謝してもしきれないと父はよく言っています。


今は娘の私たちがモデルを務めているのでわかるのですが、
絵がうまくいっていない時はとてもイヤ〜な空気。
ましてや、昔は技術的にも未熟なため一枚の絵を仕上げるのには一進一退の苦労があったはず、
モデルの方もそれに付き合って本当に大変だったと思います。

今でも個展が開催されると、懐かしい顔を見せて下さいます。
それは、モデルになった生徒さん達だけでなく美術部の方々や、その家族の皆様まで。
父は、本当にいい人達に囲まれた半生だったんだなとありがたく思います。



 

at 18:15, 初絵, 人物画

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ぬましんストリートギャラリー

(写真をクリックすると大きくなります。)


「商店街で評判になって、地方新聞が取材を申し込んで来られました。
少し早めに来ていただけますか。
こんなにたくさん人が立ち止まって観て下さるのはかつてないほどです。
素晴らしい展覧会をありがとうございます。」

と、アトリエにお電話をいただいたのは、ぬましんストリートギャラリー(沼津信用金庫本店)を観に行く予定にしていた昨日の朝のことでした。

午前中の制作を終えて、早速家族で沼津へ。

毎年夏に制作する展覧会の出品作は、一番力の入る仕事と言える、父にとってはその年の総力の結集です。
その100号以上の大作ばかり11点が一列に勢揃いで、これまたさらに“総力の結集”と言える展覧会となっていました。

一番古いのは1990年の作品で「犬と少女」私が12歳の時、愛犬ゆうと一緒にモデルをした作品です。
一水会賞をいただいた「バレリーナ(舞台衣装)」
日展特選になった「朝の調べ」など受賞作品や、
大作としては最新作で昨年の日展出品作「浴衣」など。



 他にも、工業高校へ勤めていた頃に男の子をモデルにした青春シリーズや
次女の沙絵子がモデルを務めた作品、姉妹の絵。

どの作品もライトを浴びて、我主役と輝いて見えました。
アトリエで見るのとは違います。
やっぱりこうして多くの方々に見てもらってこそ。
また一同に並んだ様子もまさに協演でした。



このストリートギャラリーは沼津信用金庫が地域活性のために行っている社会貢献活動です。
道路に面した壁面を、定期預金のポスターなどでなく、夜もシャッターを閉めてしまうのではなく、
文化活動の場にして社会に貢献するというのはなんと素晴らしいアイデアでしょう。
街角に文化・芸術があるってとても素敵なこと。

担当の溝淵さんは、展覧会を企画し、作家とコンタクトをとり、ポスター作りから展示に至るまですべてをこなします。
歴史・文化・芸術に対して造詣が深く、情熱をもって仕事をしておられます。
そのお人柄ゆえに展覧会も292回を数え、皆さまに喜んでいただいているのだと思います。

ここに飾っている作品は、自信作であり、当時の力・心を尽くした作品です。
池田清明の絵画を堪能していただけるまたとない機会です。
是非ご覧ください。

記念写真を一枚



私のお腹に赤ちゃんがいます。ただいま9ヶ月。




お向かいのレトロなカフェにて懐かしいクリームソーダを注文した父と母。
私もミルクセーキというものを初めて飲みました。
甘くて美味しかった☆


宣伝
月間美術6月号(5/20発売)の表紙に掲載されました。
中にアトリエも紹介されています。


at 18:47, 初絵, 展覧会

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池田清明 大作展

池田清明大作展

展覧会出品作品(100号.120号)合計11点を一同に展覧いたします。


ぬましんストリートギャラリー

http://www.numashin.co.jp/street/292ikeda.htm

(沼津信用金庫ストリートギャラリー企画展)


日時:2012年5月7日(月)〜6月6日(水) 夜10:00までライトアップ

場所:沼津信用金庫本店
    
       〒410-8610 沼津市大手町5-6-16
     
        tel 055-962-5200

      



大作をこれだけの点数並べる展覧会は2001年故郷笠岡でのワコー文化章受賞記念展以来のこと。
かなり迫力のある展覧会になるだろうと楽しみにしています。

先日、沼津信用金庫から担当の溝渕さんと搬入業者さんが鎌倉に来てくださり絵を運んで行かれました。
人物画のみの展覧会は、ストリートギャラリー企画展292回目にして初めてのことのようで、溝渕さんはとても張り切って下さっています。

地域の社会貢献活動として沼津信用金庫が行っている展覧会です。
お近くの方は是非お運びください。

at 13:34, 初絵, 展覧会

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池田清明展 −三越日本橋本店にて−


「ビロードの洋服」F30

2/8(水)から日本橋三越本店にて池田清明展がはじまります。

たくさんの方々にご来場いただき、ご鑑賞いただけることを願っています。



「運河の街」F6


「アンティークハット」F15


人物画・静物画・風景画 約40点余りの作品を展示いたします。
ギャラリートークは11日(土曜日)2時からです。
父の話のあと質問コーナーなどもありますのでご都合よろしい方は是非参加してください。
ギャラリートークにはご都合つかない方も、会場でご質問などお気軽にお声かけください!
池田家みんなでお待ちしております。


展覧会作品の図録がwebでご覧いただけます。

こちらへ(会員登録をしてご覧ください。)→ 「三越アートライブラリー」


「花帽子」F6

*図録を個展会場にてお買い求めいただけます。

at 20:58, 初絵, -

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鎌倉へ

鎌倉に引っ越しました!

朝の富士さん。まだほのかに赤く染まっています。
「わが家の富士」 父の寝室から見える富士山です。

長い間ブログを書かなかったので、何から書けばいいのやら。。

大ニュースは鎌倉へ引越ししたことです。

一番の理由は、

私(長女・初絵)と一緒に住むためです。

5年前に結婚して以来東京に住んでいた私ですが、毎月10日間くらいモデルや雑用など父の手伝いのために大阪に帰っていました。
それがたいへんになってきたこと。
いつか私にも家族が増えたら頻繁には帰れなくなるし。

近くだったらいいのにな。

私の主人は会社員なので、父の方が関東に来てくれたらいいのにと自分勝手な発想から、考えてみるとそれは両親にとっても悪い話ではないのでは。。
遠い将来のことを考えても。。これから若返るわけではなし。

父も東京には絵の用事で頻繁に出かけてきます。

また、大阪では自宅とアトリエが車で10分の距離に離れていて不便で、以前から、いつか一つにまとめなきゃならないと、将来のことをぼんやり考えていました。

私が住んでいたマンションも狭いから一生は住めないねと主人と話していました。

そうだ、力を合わせて家を買って、一緒に住んだら一番いいな!
と思いつき、早速主人に相談したところ、
「絵のことは初絵にとっても生きがいだもんね協力するよ」と言ってくれました。

お金のこと、大阪のお弟子さん達や父を支えて下さった人達とのこと、いろいろいろいろ考えて。。

両親に提案すると、びっくりしつつも母はとても喜んでくれました。

父がたいへんでした。。

やはり大阪での人間関係を放せないというのが一番大きな理由です。
その次は、不動産のことなど計画どうりにうまくいくかの不安。

最初は相手にしてもらえなかったのを、具体的な計画を話したり、物件を探してきたりと説得を重ねること1年間。
最後まで迷っていた父もしぶしぶ動くことになりました(笑)

選んだのは大阪の自宅に似た住宅街です。

新しいアトリエも完成し、さすがに鎌倉は素晴らしいところ、すぐに慣れることが出来ました。
人物画はもちろん、海あり山あり自然いっぱいの湘南で、父は風景を描くこともとても楽しんでいます。

父・母・妹・私・主人 の家族五人二世帯住宅で仲良く暮らしています。

お知らせ
「一枚の絵」4月号(3月20日頃発売)
   画家のアトリエ −池田清明−
      新しいアトリエが紹介されます。
 
   連載中の<池田清明絵画講座>にて
   「江ノ島と富士」の制作過程を掲載します。





at 14:10, 初絵, 家族

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